ホスファチジルセリンによって得られる効果

ホスファチジルセリン摂取によって得られる効果はどのようなものがあるのでしょうか?

認知症予防

ドイツの研究チームが認知症疑いのある高齢者にホスファチジルセリン含有サプリメントを摂取させた研究によると三か月後には記憶力の改善・うつ病を抑制する効果が認められた。

脳梗塞予防

脳梗塞は、脳内の血管が細くなったり、血栓ができて血管がつまることで起こる病気なので、脳内の血流を改善するホスファチジルセリンには一定の効果がある。

パーキンソン病予防

パーキンソン病は脳からの情報伝達が阻害され運動機能に障害が出るが、ホスファチジルセリンは細胞膜を柔らかくし神経伝達物質の細胞間の行き来をスムーズにする。

また神経伝達物質の分泌を促したりシナプスの減少を防ぐ効果もあるといわれている。

ADHD(発達障害)

ADHDで悩んでいる人の脳内は思考を司る前頭葉や大脳基底核の一部に委縮が見られるのが特徴で言動をコントロールできない傾向があるがホスファチジルセリンは情報伝達物質の一

つであるドーパミンやセロトニンの分泌を促す働きがある。

ストレスによる精神不安回避

ストレスに長い間さらされると分泌されるホルモン、コルチゾールにより血圧・心拍数が高い状態が続き糖尿病の原因となる。

ドーパミンやセロトニンが正常な量に保たれることにより前頭葉の働きも活発になり症状の改善につながるといわれている。

ホスファチジルセリンはコルチゾールを抑制する効果がある。

また自律神経を調節する物質アセチルコリンの分泌も促進するためストレスによる意欲減退、イライラなどにも効果がある。

うつ病患者に投与するホスファチジルセリンの量は?

ホスファチジルセリンは脳細胞の細胞膜を柔らかくする(神経伝達のスムーズさを改善する)ために販売されており、その時の使用量は1日 100 ~ 200 mg 程度である。

うつ病患者の場合はこれをコルチゾール抑制のために使うが、その時に効果的な量は 400 ~ 900 mg と言われている。

基本的に危険性はないが、まれに胃腸の不調(300mg)や不眠(600mg)が出る場合もある。

コルチゾールとうつの関係

コルチゾールは副腎皮質から分泌されるストレスホルモンのこと。

つらい・苦しいと感じるようなことを続けているとコルチゾールの分泌量が増え血糖値が上がりストレスに対応するため脳にエネルギーを与えます。

コルチゾールは筋肉を分解してブドウ糖に変え脳にエネルギーを供給します。

この時、脳にエネルギーを供給するためにインスリンの働きも低下します。

筋肉のインスリンの働きが低下するため、筋肉のエネルギーが不足して疲労を強く感じやすくなりやる気が出ない、意欲の低下などが生じるようになり、ひどくなるとうつ病を引き起こす原因となるのです。