自分の子供がADHDだと診断されたら

自分の子供がADHDだと診断されたら・・・ショックですよね。

ADHDの特性としてみられる「不注意」「多動性」「衝動性」は、困った行動として考えられがちです。

実際に、幼稚園や小学校の先生から注意をされたお母さんも多いです。

でもADHDの特性を子供の短所と考えないでください。

見方を変えれば、素晴らしい才能であり、長所なのかもしれません。

  • 不注意 ⇒ 好奇心旺盛
  • 多動性 ⇒ 元気で活動的
  • 衝動性 ⇒ すぐに行動に移す行動力

とは考えられないでしょうか?

そんな簡単に思えたら苦労しないのよ、という声が聞こえてきそうですが、お母さんのちょっとした考え方や見方の違いで、そして関わり方で、子供が違って見えることがあるはずです。

そうなれば、落ち着いて子供と接することができるようになり、叱る回数も減ってくるはずです。

子供の困った行動はわざとではありません。実はお子さん自身が一番困っているかもしれないのです。

ここでは、ADHDの子供の対応について、子供の気持を考えながら、どんな接し方をすればよいのかを見ていきたいと思います。

落ち着きなく動き回る子供への対応

動きたい気持ちを抑えられず、じっとしていなくてはいけないときでも動きまわるのは、脳の問題です。

無理におとなしくさせるのではなく、動いても良い場面を作るようにしましょう。

じっとさせることより、「動いてもいい条件」を作るのです。

例えば誰かの結婚式に行ったとします。

「今のお話の間だけは座っていようね」と約束して、できたら褒めてあげる。

そして外を散歩するなど、動いてもよい時間を作ります。

ただ、家庭ではやりやすいですが、幼稚園や小学校でどうするかです。

授業中にプリントを配るとか、動けるお手伝いをさせてもらえないかどうか担任の先生にお願いしてみるのも良い方法です。

多動性は年齢とともに、目立たなくなる傾向がありますが、大人になってもじっとするのが苦手という人は実は多いのです。

ボールペンのノックをカチカチと繰り返したりするのも多動の一つです。

カチカチというリズムで気を紛らわせているのです。

ある程度の年齢になれば、長時間じっとしていないといけないときは、肩をもんだり、トイレに行かせてもらうなど、支障のない範囲で、動きたい気持ちをコントロールできるようにしたいですね。

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話し出すととまらないしゃべりすぎる子への対応

口が多動で、しゃべり出すと止まらない子がいます。

「あ、犬がいた!あの犬、足を怪我してるね。おばあちゃんちの犬がケンカして足を怪我したんだって。お兄ちゃん、足ケガしたの大丈夫かな・・・」

というように、自分の話が刺激になって、次々に話が飛び、おしゃべりが止まらない子がいます。

本人が「1人でしゃべっている」ことに気付くためにも、その話に関連した質問をして、1人のおしゃべりを会話に変えていくようにしてあげましょう。

話をしてはいけないときには

話をしてはいけない状況では、あらかじめ「お口にチャックね」と言い聞かせ、それでもしゃべってしまったら、叱るのではなく「あれ、お口が開いちゃったよ」と優しく指摘したほうがいいでしょう。

本人は楽しい状態で、つい口が開いてしまった状態なので「静かにしなさい」と叱るより、「お口チャックだった」と思い出させるほうが効果的です。

声のボリュームを覚えさせる

声の大きさを調節できないときは、「静かに」と言っても伝わりません。

数字として感覚を覚えさせましょう。

  • ボリューム0・・・声を出さない
  • ボリューム1・・・ひそひそ
  • ボリューム2・・・近くで会話するくらい

このような感じで、実際に声を出しながら子供にボリュームの感覚を覚えさせましょう。

ボリューム1はこれくらいの大きさだよ、という感じです。

「今はボリューム1で話そうね」と声をかけていきます。

相手の話を聞く練習

相手の話を聞き終わらないうちに話はじめる、人の会話に割り込んで話すというもADHDの子供にはよくあることです。

相手の話を聞く練習として「インタビューごっこ」などの遊びを取り入れてみるのもいいでしょう。

マイクを持って話し手と聞き手に分かれて話します。

人の話を聞くのがどういうことか体験させていきましょう。

会話のマナーを教える

「他の人が話しているときは、口を閉じてうなずきながら聞きましょう」

「話したいときは、話してもいい?と聞いてから話しましょう」

このような会話のマナーも少しずつ教えていきましょう。

一方的に話すのを見かけたら、「○○ちゃんもお話したいみたいだよ」と声をかけて気付かせてあげます。

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集中できない子供への対応

いろいろなことに気が向いてしまって、ひとつのことに集中できず、何かをやり続けることが苦手な子供がいます。

そんな子供への対応はどうしたらよいでしょうか?

集中できる環境づくりをしてあげる

「落ち着いて」といっても、常に集中する必要はありません。

落ち着いていてほしいのは、家庭ではどのような場面でしょう。

おそらく食事の時間と勉強の時間ではないでしょうか。

食事中に落ち着いて食べさせたいなら

  • 食事中はテレビを消す
  • おもちゃなど気が向くものが見えないようにする

などの工夫をしてみてはどうでしょう。

学校の宿題など勉強に集中させるには

  • 部屋の隅に机をおいて、余計なものが見えないようにする
  • 30分程度の時間で区切って、その時間集中できたら褒める

など、集中できる環境づくりや短時間でも集中させるトレーニングをしていきたいですね。

持続時間を延ばす

何かに集中する時間を少しずつ延ばして、子供に達成感を与えることが大切です。

お子さんがどれくらい頑張れるかを把握した上で、電車に乗っているときなど「5分だけじっとしていようね」とトレーニングします。

できたら「すごい!5分頑張れたね!」とほめてあげて、「次は10分頑張ってみようね」というふうに、少しずつ集中できる時間を延ばしていくと効果的です。

家庭での学習習慣をつける

小学校に入ると、宿題などの学習を習慣づけたいですよね。

そのときのポイントは次の通りです。

勉強時間を決める

宿題があってもなくても、毎日同じ時間に机に向かわせます。

宿題があるかどうか確認する

毎日ランドセルのなかみを確認するようにして、宿題があるかどうかを確認します。

宿題の内容を確認する

宿題が多いときは、短時間でできる分量に分けて、少しずつ終わらせます。一区切りできたら「頑張ったね!」と褒めてあげましょう。

一緒にいてあげる

お母さんも家事で忙しいでしょうが、お子さんが低学年の頃は、宿題をしているときは、なるべくそばに座ってつきそって、一緒に考えてあげるのがポイントです。

高学年になれば、つきそう必要はありませんが、様子を見て「頑張っているね」などの声掛けをしてあげたいですね。

終わったら褒める

カレンダーに○印をつけたり、お子さんが達成感を味わえるように褒めてあげましょう。

宿題を出したか確認する

翌日、宿題をきちんと出したかどうかを確認しましょう。きちんと提出していたら「忘れずに出せたね」とほめてあげましょう。

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忘れ物が多い子供への対応

毎朝何かしら忘れモノをしたらい、学校から帰ってもお知らせを渡すのを忘れたり・・・

「え、今日参観日だったの?」
「遠足があるの?」
「このお手紙の返事、昨日までじゃない」

なんて経験はありませんか?

忘れ物が多かったり、伝え忘れの多い子供への対応はどのようにしたらよいでしょうか?

持ち物の準備は前日にする

朝は、慌ただしいので、前日のうちに翌日の持ち物を準備するようにしましょう。

そのときに、用意するものを書き出して、一つずつチェックしながらそろえるようにしましょう。

子供だけにやらせるのではなく、習慣になるまでお母さんも一緒にやってあげてください。

まずはお母さんがやってみせて、次はお母さんがメモを読みながら、子供が準備する・・・というように少しずつお母さんの手が離れるようにしていきましょう。

でもちゃんと見ていてあげてくださいね。

そしてできたら「よくできたね」とほめてあげるのを忘れずに。

前日のうちにランドセルを確認することで、学校からもらってきたお便りを発見することもあります。

持ち物準備は毎日決まった場所でやると効果的。毎回ランドセルを空にして、筆箱の中身も確認しましょう。

出かける直前にチェックする

学校に持っていくものはひとつにまとめておきます。置いておく場所も同じ場所にしましょう。

玄関のドアに「忘れ物ないかな」などの紙を貼ったり、出かける前に親子でもう一度確認しましょう。

ママ友とのコミュニケーション

学校の予定は同じクラスのママ友と共有できると安心です。

「うちの子、忘れっぽいのよ」と話せる人がいたら、学校から何かお知らせがあったとき、ラインなどで連絡してもらうように頼んでおくと安心です。

学校の先生にも、大切なお知らせがあるときは連絡帳に書いてもらうように頼んでみるのもいいですね。

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整理整頓が苦手な子供の対応

気分のままに次から次へと物を出し、元に戻さない。部屋はどんどん散らかり、片付けるのも一大事!

こんな子供にはどのような対応をするのが良いのでしょうか?

はじめはお母さんがやりましょう

このような子供は「片付けなさい」と言われても、何をどうしてよいのかがわかりません。

最初はお母さんがやってみせてあげましょう。

そのとき、何をどこに片付けるのかお話しながら、片付けたを見せていきます。

最後のひとつだけをお子さんに片付けさせて、「綺麗になったね」と達成感を味わえるようにしてみましょう。

まずは親子で一緒に片づけを繰り返して、少しずつお母さんは手をひいて、お子さんが自分でできるようにしていきましょう。

 

片付け方はシンプルに

片付け方が複雑だと、子供も「大変そう」と思って片付ける気が起きません。

おもちゃはすべてこの箱の中に入れる、というように、なるべくシンプルにしてあげましょう。

収納ケースに「おもちゃ」など表示しておくとわかりやすいですね。

分類して片付けるという習慣をつけさせてあげましょう。
片付けを遊びにする

お子さんが小さいうちは、片づけを遊びにするもの効果的。

お子さんが好きな音楽をかけて、それが終わるまでに片付けようとか、「どっちが早く片付けるか競争ね」とお母さんと楽しみながら片付けることで、片付けへの苦手意識を取り除いていきましょう。

 

散らかしてもOK

あらかじめ「散らかしてもOK」というスペースを作っておくのもいいですね。

マットを敷いたり、床にテープを貼って区切ったりして「散らかしてもいいスペース」を作ってあげます。

こうすれば、散らかるスペースはそこの部分だけですみますね。

 

遊んでいるときは気にしない

片付けの苦手な子供は、豪快に散らかします。

次々とおもちゃを出してはほったらかし。

几帳面なお母さんの場合、イライラが募りますが、叱っても逆効果。

お母さんもストレスです。

注意する回数を減らすためにも、遊んでいる間は気にしないようにするのもひとつの方法です。

 

行動を切り替えるのが苦手な子供の対応


何かに夢中になるとなかなかやめられず、順序立てて行動するのが苦手な子供がいます。

集中力があるとも言えますが、いつまでやるのか見通しがもてないほどになると集団生活をするにも困りますね。

そんな子供にはどのように対応したらよいのでしょうか?

事前に時間を決めておく

事前に終わりの時間を約束しておいて、少し前に知らせてあげましょう。

時計をみながら伝えると効果的です。

好きなことに熱中していると、周りの声が聞こえなくなっている可能性があります。

終わりの時間を知らせるときは、子供に近づいて、穏やかに、静かな声で離しましょう。

できたら褒めてあげることを忘れないように。
行動の手順を書き出す

朝の準備など手順を確認しながらチェックできるよう、やることを書き出しておきましょう。

それを見て子供がチェックできるようにイラストなどもあるといいですね。

一度にたくさん書くと混乱するので、子供にあわせて数を調整しましょう。
タイマーやアラームを使う

お手伝いや着替え、歯磨きなどでタイマーやアラームを使うのも良い方法です。

「10分でお片付けしよう」というように遊び感覚で楽しみながら「時間」への意識をつけるようにしたいですね。
ゲームの時間を約束する

ADHDの子供は、好きなことには熱中して気持ちを切り替えにくいという特徴があります。

なので、ゲーム好きの子供は時間を制限するのが大変です。

具体的なルールを子供と一緒に決めましょう。

  • ゲームは宿題が終わってから
  • 夜8時を過ぎたらゲームはしない

などです。

子供が納得するようにルールを決めたいですね。

ルールを決めたら、目につくところに張り出しておきましょう。

また、ゲーム以外の遊びを楽しめるようにすると、ゲームの時間を減らすことができます。

家族でトランプをしたり、日曜日はお父さんと外で遊んだり。

ゲーム以外の楽しみを作ってあげるのも良い方法です。

かんしゃくを起こす子供の対応

自分の思い通りにいかないと、かんしゃくを起こす子供がいます。

スーパーでお菓子を買ってほしくて、かんしゃくを起こしたり・・・

感情のコントロールができず、一度興奮するとなかなか抑えられないんですね。

自分の気持を言葉にできない苛立ちもあるのでしょう。

こんな子供にはどのように対応していけばいいのでしょうか?

無理に止めようとしない

かんしゃくを起こしているときに声をかけると、それが刺激になって、さらに興奮することがあります。

少し離れて見守り、子供が自分で落ち着くのを待つのが実は一番だったりします。

落ち着いてから、ゆっくりと話を聞いてみましょう。

泣き叫ぶのではなく、どうすればいいかというのを話していってあげましょう。

安全を確保する

少し離れて見守るといっても、危険な場所があります。

電車のホームとかですね。

暴れると危険な場合、本人の意思とは関係なく行動を止めなければならない場合があります。

周りの視線が痛いということもあるでしょう。

そんな場合は、まずその場所から子供と一緒に離れて、「ごめんね。いやだったんだよね」と共感してあげて、その場から離れたことに対して「よく頑張ったね」とほめてあげましょう。

自分で落ち着く方法を見つける

一番良いのは自分で自分の感情をコントロールできるようになることです。

かんしゃくを起こしそうになったら、「一人になる」「深呼吸する」「水を飲む」など、子供が落ち着ける方法を一緒に探してあげましょう。